シャフト比較と選び方!スピーダーNXグリーン・ミンナニアウシャフトなど by トップトレーサー!
こんにちは、TecTecTecのミズシマです。
ワールドカップ カタール大会で熱い! 新商品を誠意開発中の今回もゴルフ用レーザー距離計以外の話題をお届けします!
今回は2022年9月発売の新シャフト「フジクラスピーダーNXグリーン」「ミンナニアウシャフト」を追加しました。
試打したリポートとクラブ選びのコツをお届けしようと思います。PGAツアーの中継でもお馴染みのトップトレーサーのある練習場で行いました!
https://ja.toptracer.com/
遂に50歳が近づいて参りましたが、実は私いわゆる「GB=ゴルフバカ」っと言われる部類の人です。。。 BY 家族談
今回はシャフト試打をレポートとシャフト選びのコツをご提案させていただきます。
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試打した8本のシャフトをリポート
まず、シャフト試打をレポートします。
トップトレーサーで計測したのは以下の数値です。
トップレーサーで計測した数値 | |
キャリー | ボールが落ちるまでの距離 |
総距離 | ボールが落ちて転がり迄入れた合計距離(予測値) |
初速 | これは「弾道が低い」ほど速くなります |
打ち出し角 | ヘッドロフト±した角度。10°のヘッドで15°なら「下から5°アッパーに打っている、又はフェース面が開いている」 |
高さ | ボールの最高到達点です、ヘッドスピードにより分かれますが22-30mと言われています |
滞空時間 | ボールが飛んでいる時間 |
着地角度 | ボールが落下する時の地面への角度(重要!) |
曲がり幅 | 左右への曲がり幅 |
ちなみに、重要なのは「高さ」「着地角度」です! その説明は最後に!
今回レポートするのはこの6本です。
①藤倉コンポジット「スピーダー NX グリーン」22年9月発売
②藤倉コンポジット 「スピーダー NX」21年9月発売
③三菱ケミカル 「Diamana PD」21年9月発売
④USTマミヤ 「ATTAS KING」 21年11月発売
⑤KBS 「KBS TD(ツアー ドリブン)」
⑥藤倉コンポジット 「VENTUS ブルー & ブラック」
⑦三菱ケミカル 「TENSEI AV」※アメリカ仕様
⑧ミンナニアウシャフト 22年11月発売
①②藤倉コンポジット「スピーダーNX」「スピーダー NXグリーン」
2代目は「叩けるロースピンシャフトに進化」したシャフトに!
藤倉コンポジット「スピーダーNX」「スピーダー NXグリーン」
スピーダーシリーズと言えば 「スピーダー エボリューション」シリーズとして多くのゴルファーに人気を博したロングセラーモデルですが、EVOLUTIONシリーズは下記の系譜がありました。
EVOLUTION 1 ⇒ 3 ⇒ 5 ⇒ 7 が代々の「後継シャフト」で基本は「中元調子」
EVOLUTION 2 ⇒ 4 ⇒ 6 が代々の「後継シャフト」で基本は「先中調子」
です。
この様に2年おきに後継シャフトが登場することでユーザーをがっちり捕まえていたんですね!
21年に発売された新たなシリーズ「NX(次世代)」に2代目が登場しました!
その名も「スピーダー NX グリーン」!
初代との違いを試打結果から読み解いてみます。
この初代 SPEEDER NX はデータの一番左を見ての通り「打ち出しも低めで転がる」シャフトです。
その理由は 「ボールの最高到達点」(画面の「高さ」)が程よく、「着地角度」(右から3番目)が平均よりもゆるやかだから(=ランが多め)です。
次に、6Xも試打したのでデータを追加記載いたしました。
6Xは初速は変わりませんでしたが、インパクトロフトにバラツキが出て、それが着地角度にも影響が出た形でした。こちらだと一転「キャリー重視のシャフト」になった形です。
次に2代目の「SPEEDER NX グリーン」6Xです。↓
この日は、「向かい風」でしたが、影響の少ない「ボール速度=初速」や「高さ」「着地角度」「左右のブレ」を見てみます。
まずは「ボース速度」は初代と変わらず69-70m/sと言う数値になりました。
「走り感の良さ」は初代を継承しているなと言う感じです。
次に、「高さ」ですが向かい風の中でもかなり一定で「吹き上がる」事もなく「打ち出し角度」に比例したものでした。
気になったのは「左右のブレ具合」です、初代は感覚としては「叩くと左が気になる」シャフトでしたが「NXグリーン」は試打結果から見て分かりますが「左右15ヤード幅」に殆どが収まってくれています。
試打中のイメージ感は「ロースピンでドーンと中高弾道で飛ぶなぁ」という意識でした。
初代より「叩いても左に行きにくい」のはハードヒッターや叩いてインパクトするタイプに合う仕様になっています。
③三菱ケミカル「Diamana PD」
手元と先端が固めの高段道のスピン多めのキャリー重視のシャフト
三菱ケミカル「Diamana PD」
三菱ケミカルさんと言えば、何と言っても「アメリカPGA男子ツアーでの圧倒的な使用率の高さ」が有名で、アメリカ男子ツアーを見ると大半が三菱ケミカル製品という大手メーカーさん、タイガーウッズは20年近く三菱ケミカルさん一筋なことからして「精度の高さ」はつと有名でした。
そんな、三菱ケミカルが誇る最高峰が「Diamana」(ハワイ語から作った造語)シリーズですね。
前述のタイガーウッズもDiamanaシリーズを愛用しており「アスリート シャフトの頂点」のイメージが強いですが、最近の技術革新は凄まじく「素材の合成、新素材の使用」など昔のカーボンとは全く違った仕様が実現し、より幅広いゴルファーに対応するブランドへ進化しました。
今回のPDは Diamana DF の後継シャフトになります。
④USTマミヤ「ATTAS KING」(10月22日追加)
低弾道でランも稼げる風の強い日向け!
KBS 「KBS Tour Driven(TD)」
毎年「奇をてらった!?」ネーミングで「数字が増えていく」マミヤさん。
今回の新製品はATTAS COOOL以来の「先先中調子」*シャフトです。
*表記の間違いではなく「先」が2回つくそうです。
厳密にいえば、COOOLよりも更に先が柔らかくなっています!が、
先端は高弾道高強度素材「M40X」で大きいヘッドにも負けずに力を伝えます。
先調子のシャフトだとボールが「上がりやすい」と言われますが、
打ち方(手打ち、左軸ボディターン、ジャンプ打ち、中央ボディターン、カットうち、捲り打ちなど、その種類は盛り沢山ですから)で変わるので、必ずそうなるわけではありませんので、あしからず。
こうみえて!?私は長年「元調子」でドローを打ってきたのですが、年には勝てず。。。スイングを改造してゴルフ年齢の維持を目指しており、その結論は「強いフェード」を打つことで、大転換をこの2年していますが「フェード」という球筋は基本的には「カット軌道ですが、本当に外から下ろすと飛ばない」というジレンマがあります、と言うわけで「縦にダウンブローに降ろす」訳ですが、このシャフトははまりました!
大きな理由はシャフト特性です、試打した6Xは硬いですがトルクが3.5っと以外に大きいですが、初代ATTAS以来の採用となるカーボンの4軸シート構造による「手元部分の復元力=手元の力をヘッドに伝える力が効率的」でインパクトにしっかり戻ってくると感じました。
使用したヘッドが 低重心=ロースピンの タイトリスト TSⅰ4 9度だからかもしれませんが、向かい風の中をしっかりと打てました。
着地角度も安定しているのでしばらく使ってみようかと思います。
⑤KBS 「KBS Tour Driven(TD)」
低弾道で出た後、ボールを浮き上がらせる「叩けるシャフト」
KBS 「KBS Tour Driven(TD)」
アメリカでは非常に人気の高いKBSは創業者で63歳になる「キンバリー(キム)・ブレイリ―さんのシャフト(Kim Braly Signature)」の頭文字のメーカー名で、一昔前に絶大な人気を誇った「プレシジョン シャフト」の創業者 ジョセフ・ブレイリ―さん(Royal Precision や Rifle シャフト,Project Xを作った天才)の同じく天才の息子さんが立ち上げたメーカーです。
イメージは筋肉隆々のアメリカ人が使っても折れないシャフトでアメリカ男子ツアーで使用者が計175勝という「ザ アメリカ」なメーカーさんで「叩いてもボールが更けない=上がり過ぎない」で、ブレイリ―さんの座右の銘は「プロが使うシャフトしか作れない!!」のが特徴です。 最近はアジア市場向けのシャフトも発表しています!
操業してはや13年、アイアン用⇒ハイブリッド用と来て、ようやくウッド用シャフト KBS Tour Driven=ツアードリヴン」を40gから80g台までと言う幅広いラインナップで、昨年発表したのです。
シャフトの硬さを「ハリケーン=台風の大きさを表すカテゴリーという表現になっており」、スイングスピードの速い人ほど強い風を起こすと言う意味合いで最大は「カテゴリー5=フレックスで言うとXX~XXX相当でヘッドスピード53~60m/s」になります。
※ちなみに、私は48-50m/sなのでカテゴリー4です。
アメリカ仕様なので、全体に「硬い」です。インパクトでシャフトからくる反動を押し返せる体力がないと、ボールが失速(スピンが十分にかからない)ので「着地角度」が急角度と呼ばれる「33-40°」になってしまいラン(転がり)が出ないです。私の体重(175cm70kg)ではもっと筋肉無いと厳しいですね…2-3発なら何とかなるかも。
⑥藤倉コンポジット「VENTUS ブルー & ブラック」
「叩く」と「振る」のバランスが良い修作シャフト
藤倉コンポジット「VENTUS ブルー & ブラック」
藤倉コンポジットさんが初めて!?作った。アメリカ男子ツアー市場向けに開発したシャフト。
最初に発売したのが「BL=ベンタス ブルー」
こちらは、「元中調子」というプロや上級者仕様の設計で「早く振れば振るほど飛ぶ」と言うアスリート系、PGAツアーでの使用率も高いのでご存知の方も多いですよね!
いわゆる、切り返し時の「タメ」以外にもインパクトから「押す・叩く」力も伝えやすいです。
ベンタス ブルーの試打(フォーロー風時に測定)
試打結果は多少左右に散りましたが、仕様ヘッドが タイトリスト TSi4なのも大きいかと、、、
テーラーメイド M4ツアーのヘッドには相性が良かったです。
私も一時期エースシャフトとして使っていました。
安定があり、叩く時にも応えてくれる好きなシャフトです。
次は「ベンタス ブラック(VENTUS BLACK)」です。
まずは7S・6S・7Xを追加で10月19日に試打しました。
こちらは「ブルー」を更にPGAツアー仕様者の声を元に作った
いわゆる元調子の「棒シャフト」です。元調子と言っても他社で言うとタイガーウッズが使用していた「Diamana D+リミテッド」よりも更に「硬い」感じです。筋力が無いと18ホール「打ち切れない」可能性大ですので筋肉マンの方はお勧めです。(本気で。。。)
VENTUS Black(ベンタス ブラック 7S)
着地角度が急で、ランが殆どない状態でした。
また、重すぎるのか、インパクトの角度も方向もばらつきました。
VENTUS Black(ベンタス ブラック 6S)
着地角度が安定してきて全体の距離が伸びました。
私にはちょうどいい感じです。
⑦Diamana AVシリーズ ※アメリカ仕様
先が固めの、動きすぎないシャフト
Diamana AVシリーズ
これは、私のエースシャフトの三菱ケミカルさんのアメリカからの輸入シャフトです。
と言っても、値段も安くて「余計なことをしない安定シャフト」なので
自分の打ち方を変えるだけでボールを打ち分けやすいシャフトです。
三菱ケミカルさんのシャフトでアメリカでは人気のAVシリーズです。
欧米人向けのシャフトは軒並み「上から叩いてもスピンがかかり過ぎない」ものでないと売れないので、このシャフトもそうです。
ただ同じくアメリカで人気の三菱ケミカルさんの「TENSEIシリーズ」は種類もありますが「手元が柔らかいタイプ」もあり好みで選べるようになっています。
⑧ミンナニアウシャフト
新メーカーからシャフト1種類で33-46m/sのヘッドスピードのプレーヤーみんなが使える「ワンフレックス」シャフトが登場しました
その名も「ミンナニアウシャフト」。。。 そのまんまですね!
クラブがスイングスピードに応じて「しなりを最適化」してインパクト出来るという斬新な発想です!
さっそく試打結果を見てみましょう!
私はあえて抑えず自分のヘッドスピード(46-48m/s)で試打しました。
スイングスピードは朝が遅く、午後程早くなる傾向があるのでシャフト合わせは意外に大変なんですが
スピード幅に対応できると「体調に合わせてくれる」ので非常に良いなと思いました。
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シャフト選びの目安(総評と結論)
私の試打結果は
「寒い冬で一定のスイングスピードを出すのがしんどい日には ミンナニアウシャフト」が一番「楽」にゴルフが出来るな思いました。
「高い目の弾道でロースピンなら、SPEEDER NX グリーン」が最新のヘッドとの相性も良く「飛ばせる」感が一番ありました。
「一発=最大距離を狙うなら KBS Tour Driven(TD)」・・・打ち出しは低いが適度なスピンで高さも出て着地角度も適度だから。
「雨の日などで、キャリーを出すなら FUJIKURA NX か Diamana PD」・・・打ち出しも高めで、高さボールの最高到達点も高くキャリー重視だから。
「フェアウェイが硬く転がりやすいなら TENSE AV」・・・着地角度が23-27°が最も転がり(ラン)の効率が良いからです。
と、なりました。
今はボールの高さと着地角度が大切!
最近ではご自身のヘッドスピードよりも下記が重要と言われています。
飛距離220-240ヤード | ボール高さ22-24m |
着地角度 22-25° | |
飛距離240-260ヤード | ボールの高さ24-27m |
着地角度24-27° | |
飛距離260-280ヤード | ボールの高さ27-30m |
着地角度26-30° | |
飛距離280-300ヤード | ボールの高さ30-32m |
着地角度28-32° |
着地角度が大きいほど「ラン=転がり」は少ない
そして、最新ヘッド構造に合うのは“やや(ヘッドのロフトより―+3~+5)アッパーブロー軌道”で、ロースピンにする事。
そもそも、なぜドライバーを適正な高さと着地角度で打たなければならないのか?
理由は、ドライバーの飛距離を最も伸ばすために必要だからです。
一押し試打ブース(無料)を2つ紹介
やはり、ドライバーが当たらないとラウンド中1日楽しさが半減しますし、スコアも作るのが大変になります。
そこで、皆さんも全国のゴルフ量販店などにある試打ブースで測定をすることをお勧めしますが、私の一押し試打はこれです! (どちらも私が体験済み!!)↓
おすすめ① タイトリスト 試打フィッティング!!(無料)
https://www.titleist.co.jp/service/event/golfclubfitting
昔からミズノと並ぶ憧れのブランドタイトリスト。
難しいと言われるクラブもありますが、ドライバーはTSiシリーズの誕生で打感の向上と飛距離性能が一気にアップ、キャロウェイ・テーラーメイドに並んだという実感です。
予約制ですが、無料で全国の量販店さんを中心に行われていますが、タイトリストの社員さんが行っているので専門性は凄まじく!貴方に合ったヘッド・シャフトが見つかりますよ!
おすすめ② ゴルフ5 メーカー別フィッティング予約(無料)
https://store.alpen-group.jp/golf5/fitting/reserve/
他の量販店でも試打はあるのですが、体験した感じでは表示される数値が怪しい。。。と感じていますので上記の2つが無料ではお勧めです。
有料おすすめフィッティングはミズノさん!
アイアンを変えようと思ったらスイングとシャフトの相性が大事!
そこで、2019年にミズノさんの有料フィッティングに行ったのですが、「3球で診断する=その日のスイング」で診断されるので「自分の打ち方が固まってから」行くのをお勧めします。
今回の試打には
タイトリスト TSi4 9度
テーラーメイド M5Tour 9.5
を使用
シャフトはそれぞれ「6X」仕様でした。
好評であれば、また別シャフトで開催できるのでお友達にブログ記事の紹介をお願いします!
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